獅子座と言ったらライオン、ライオンと言ったら百獣の王だね。強そうだし、かっこいい!
そうだね、ライオンは強いイメージだ。ところで、強くない獅子座って見たことある?
強くない獅子座!?あんまりイメージ湧かないけど……
獅子座だから強くなるわけじゃなくて、強くなれる『原因』があるだけなんだよ。
それを活かせるかどうかが獅子座さんの人生を分けるね。
今回は獅子座について話していくよ!
獅子座の基本情報
太陽星座が獅子座の方は、7月23日から8月22日生まれです。
実際には生まれた年によって日付のズレがあるので、境目の方はご自身でホロスコープを出して調べてくださいね。
星座の記号は♌️
英名は『Leo』。
その名の通り、ライオンがシンボルです。
獅子座は別名で獅子宮とも呼ばれています。
黄道十二宮では5番めの星座で、夏の真っ盛りの季節の星座です。
二区分だと『男性宮』、
三区分だと『不動宮』、
四区分だと『直感<火>』の星座です。
太陽が獅子座でない人も、惑星が入っているかどうか、どのハウスが獅子座なのかチェックしてみよう!
獅子座ってどんな人?
獅子座を簡単に表すと『認めて欲しい!褒めて欲しい!特別に思って欲しい!だから頑張る!!!!』人だよ!
自己顕示欲と承認欲求大爆発だな!
しかも、なんでもないものに『意味』を見出す魔術を操る人だよ!
え!?魔術ってどういうこと!?
丁寧に解説していきます。
獅子座はとにかく『特別』であることにこだわります。
蟹座では集団に属し、個性すらもその中に溶けていくほどの一体感を味わいました。
そこから個性に目覚め、誰よりも自分自身を輝かせたいと思うようになります。
まさに真夏の太陽を思わせるような情熱が宿るのです。
獅子座は様々な方法で自身を輝かせようとします。
例えば、学校や会社で1番の成績をとるとか、得意な能力を伸ばしていくとか、人とは違うことをやってみる、など。
素晴らしい何かを達成できれば、周囲は獅子座の力を賞賛しますから、より自信が付くのです。
また、獅子座は自己演出が得意な傾向にあります。
成績が2番や3番で終わっても、それまでの努力を周囲の人が知っていて認めてくれれば、獅子座としては満足感を得られることもあります。
ですから、1番が無理なら特別賞を狙っていこうと、上手にアピールをするのです。
もしかしたら1番の人よりも凄いのでは、と思わせる演出はまさに『魔術』のようです。
自分を『スゴイ人』だと思わせる演出だけじゃなく、その場その時を『特別』だと思わせるような演出も得意だよ。例えば、ライブとかイベントとかね
あー、なんの意味もないのに、みんな盛り上がるよね
はにゃさんはシニカルですね……。
でも確かに、よく考えてみると意味なんてひとつもないのに、すごく特別に感じるのって不思議じゃない?
それを特別だと思える、思わせる事ができるのは『魔術』的でしょ。
オーディエンスに囲まれて
『特別』であるとは、どういうことなのでしょうか?
『普通とは違う』ということですので、『普通』という概念がなければ『特別』という概念は生まれません。
つまりは『普通』の人との対比の中でしか『特別』になれないのです。
『個性』も同じことが言えます。
獅子座にとって他者とは自分との違いを生み出す原因ですし、承認欲求を満たしてくれる存在でもあります。
他者からいい評価が得られれば大きな満足に繋がりますから、獅子座は周囲のために一生懸命に頑張る事ができると言えます。
極端に言えば、他者は自分の人生を盛り上げるためのオーディエンスなのです。
逆に言えば、認めてもらえない獅子座は全くやる気が出ません。
また、批判や中傷よりも、無視されることが最も堪えます。
一方で全く努力のできない獅子座というのも存在します。
どんなに頑張っても認めて貰えない、褒めて貰えない、頑張っても無駄だと無気力になってしまうのです。
そこに至るまでに様々な背景があると思いますし、自分ではどうしようもできない事情もあるかもしれません。
ただ、そうなってしまうと『賞賛』ではなくただ『注目』されることで不満を満たすこともできますから、非倫理的な方向に走ったり、ただの『変わり者』になってしまうこともあります。
努力して自分が誰よりも輝くのが理想だけど、理想は理想でしかないんだよね。
獅子座さんは拗ねちゃう前に、環境を変えるなどしてオーディエンスをしっかり選ぶのも手だよ。
つまり、認めてくれる、褒めてくれる環境に身を置こう
しかし、自分以外の人をオーディエンス扱いするとは……
言いたいことはすごくわかる、傲慢に見えるもんね。でも、それにはちゃんと原因があるんだ
世界の中心は自分だと思う
獅子座の支配星は太陽です。
支配星とはなんぞや?と思うかもしれませんが「太陽と関係があるんだなぁ」くらいで、今は結構です。
太陽は太陽系の中心にある惑星で、太陽系にある天体に重力や光、熱などの影響を与えています。
世界各地にある神話でも太陽は頻繁に神格化され、最高神として描かれることも多くあります。
その輝きは眩しすぎて、地球から太陽を肉眼で見るのは危険なほどです。
ここで特に注目したいのは、太陽が太陽系の中心にあるということです。
ちなみに西洋占星術は、地球を中心にして天体が回っているという前提があるよ。
だから、占星術的な太陽の説明をすると噛み合わない部分もあるけど、実際の太陽のイメージも大切だよ
獅子座は自分の影響が及ぶ範囲の中で中心であろうとしますし、個性を輝かせることで周囲を照らそうとします。
むしろ「そうでなくてはならない」という義務感や使命感めいたものを感じています。
なので、中心になれるように努力をしようとするのです。
他方、自分の輝き=自意識を常に強烈に自覚していますから、場を盛り上げたり、活気づけたりすることは得意ですが、個人の感情の機微にまで意識がいきません。
太陽もそうですね。地球を明るく照らし温かくしてくれますが、一方で猛烈な暑さや干魃をもたらすこともあります。
ですから、振る舞いは自然と自分を中心に置きがちです。
しかも、他の人に対して影響を与える力もありますから、そこを自覚してコントロールしなければ、ただ他の人を振り回すだけの人になってしまうこともあります。
太陽と関係しているから自然と集団の中心になると考えるのではなく、自分が太陽になれる場所を探す方が現実的です。
挫折や困難を経験しながら、獅子座は自身の太陽系を形成していくのです。
もちろん、現実を考えて周りを意識したり、個性を抑える獅子座さんもいるよ。
経験から学ぶし、他の星座も持っているからね。
だけど、意識してても自分がつい出ちゃってると思うな
あれ?自分またなんかやっちゃいました?みたいな感じか
それがいい方向に出れば問題ないんだけどね
(後編に続く)