この記事は初心者向け射手座の記事、後編だよ!
前編もぜひ見てみてくださいね。
哲学で現実を乗り越えていく
先ほど、現実化の難しさについて書いていきましたが、射手座には現実との向き合い方でもうひとつの側面があります。
『思考』を繰り返し自らの『哲学』、要するに『考え方』を発展させていくと、現実に向き合った時の『判断力』が磨かれていきます。
日常でも何かを選択したり、判断を行う場面は多々あるかと思います。
それこそ、スーパーのお惣菜コーナーで今夜のおかずを選んでいる時などはわかりやすいでしょう。
値段で選ぶか、より好きな方を選ぶか、栄養を考えて選ぶか、など様々な基準があるかと思います。
どんな基準で選ぶにしても、過去の記憶や経験、知識などが豊富な方が、より良い選択ができるわけです。
また、2種類のおかずのどちらも食べたことも見たこともないものだったとしたら、味や素材や作り方を『想像』して選ぶことになりますよね。
この想像力の源になるのも、過去の記憶や経験、知識です。
射手座は過去の記憶や情報を自らの『基盤』にして、考え方を発展させていく星座です。
ですので、正しく基盤を作ってきた射手座は、未知のものへの対応力が高いのです。
未来は現状を鑑みてある程度予測できますが、決まりきったものではありません。
射手座は現実を創造するというよりも、現実と向き合った時、今まで培ってきた『考え方』によって、未来を切り開いていく力を持っているのです。
『思考』は他者からは見えない
『思考』することが射手座のテーマである以上、現実の行動よりも頭の中の活動の方が活発でもおかしくありません。
すごく忙しい気がしていたのに、「なんでボーッとしてたの?」なんて言われることもあるかもしれません。
頭の中で何かしら壮大なことが起こって、それが表面化するとどうなるでしょう。
他の人から見たら、特に何も起こっていないのに、急にテンションが上がったり下がったり、怒ったり、悲しくなったり、興奮しているように見えます。
要するに、気分のムラがあるように見られてしまうのです。
また、何かをする時も判断基準が「面白そう」か「つまらなさそう」であることが多いので、気分屋に見られることも多いでしょう。
射手座にとって面白いかどうかはとても重要なのですが、「損得」で考えるとか、別の判断基準に従って物事を決定する人もいるのです。
面白そうかどうか、以外にも別の判断軸を持つことで、他の人の意思決定を尊重できるだけでなく、自分自身の意思決定にも一定の広がりが生まれるでしょうし、他の人を説得する時にも役に立ちます。
「何を考えてるのかわからない」とか「気分屋」、「ムラがある」という評価に悩む射手座さんは、ある程度自分のテンションを調整する訓練をした方がよろしいかと思います。
特に、身近な人が「人の顔色を気にする」方だとしたら、実は射手座のムラっ気に振り回されているかもしれません。
仕事とかでは気分を出さないようにできる射手座さんも多いだろうけど、親しい人とかになると出ちゃうことがあるんだよね
なるほどね、気が抜けると素が出るってことか。
まあ、それほど安心できるってことの裏返しかもね
支障が無いなら全然そのままでいいんだけど、そういう指摘を受けたことがあるなら、こういうことが原因なんだって自覚をした方がいいね~
射手座は表面化しない『思考』の世界で特徴を存分に発揮しますので、一見するとわかりづらい部分が多いと思っています。
また、射手座はホロスコープの他の星座や惑星との組み合わせで他の人からの見え方が大きく変わってしまうところもあります。
まらをの知り合いで、太陽は天秤座だろうなとずっと思っていた方が、実は射手座だったということがありました。
その方は射手座に惑星がいくつも入っていましたが、天秤座も同じくらい惑星が入っている方だったのです。
この方に限らず、生年月日を聞いてはじめて射手座だとわかり、驚いた経験が何度もあります。
外面的な特徴をあえて言えば、射手座は度々『おしゃべり』だと言われているのを目にしますし、実際にその傾向にあると感じています。
ですが、おしゃべりな星座は他にもいますから、射手座だけの特徴というわけではありません。
また、射手座全開の『おしゃべり』は、自分の知識を延々と述べたり、普段は出てこない『思考』が口を通してダダ漏れになっているだけで、コミュニケーションを成立させる目的があるかどうかは怪しいところです。
そもそも『思考』の世界が広く深くなければ、射手座の力の出しどころがなくなってしまうので、コントロールが難しい星座のひとつと言えると思います。
半人半馬であるということ
射手座の象徴となったのは、体の上半身が人間で、下半身が馬の神話上の生き物『ケンタウロス』です。
もっと詳しく言うと、ケンタウロスのひとり『ケイローン』の神話が元になっています。
射手座にまつわる神話の詳細はこの記事では割愛するけど、いつか各星座の神話を丁寧に取り上げようと思ってるよ~
ケンタウロスの半分は馬ですから、野蛮で暴力的だったそうです。
ただしケイローンは特別で、知恵と知識に溢れており、あの有名な『ヘラクレス』など様々な英雄の師匠にもなっています。
ケイローンもやはりケンタウロスなので、腕っぷしもなかなかのものでした。
しかし他のケンタウロスのように乱暴ではなく、英雄たちの師匠になることができたのは、知恵や教養を身につけていたところが大きいと思っています。
でも、実際の馬を見ると、確かに力強いんですが、とてもおとなしいんですよね。
まらをは、ケンタウロスが野蛮で暴力的な理由は、実は人間の部分に原因があるんじゃないかなと思ってしまいます。
人間は時として、どんな動物よりも獰猛で、残酷で、野蛮な面を見せますからね。
射手座をケイローンのようにしていくか、ただのケンタウロスのようにしていくかは、ご自身に委ねられるところです。
射手座はいろんなことに応用が効くみたいだね。
でも、強いていえばどんな仕事が向いてるの?
やっぱり『考える』ことができる仕事かな。
コンサルとかアドバイザーとか、人に合わせて提案をする仕事とか。
あと、ケイローン先生みたいに、人に何かを教える仕事もいいよね!
射手座のすごいところは、単純作業でも知恵と工夫でもっと面白く、なおかつ効率化できちゃいそうなところだね
そう聞くとすごい星座だと思うんだけど、そんな単純な話じゃないんだろうな
言葉を知らなければ思考ができないからね、考えを創っていくための素材である知識や教養が必要不可欠だよ。
でも、そういうものは無理やり押し付けられてもつまんないよ。
射手座らしく、楽しみながら手に入れていけばいいと思うんだ!