射手座って、上半身は人間で下半身は馬のケンタウロスがシンボルなんでしょ?
よく知ってるね!弓矢を武器にすることも特徴だよ~!
聞きたいのはそういうことじゃなくて、ケンタウロスって結局人間なの?馬なの?どっち?
はっきりしてほしい
え……?ま、待って、まらをわからない……!
どっちかじゃないとダメなの?
答えよりもさ、どっちなのかなあって思考を巡らせることが大事なのかもよ?
射手座の基本情報
太陽星座が射手座の方は、11月23日から12月21日生まれです。
実際には生まれた年によって日付のズレがあるので、境目の方はご自身でホロスコープを出して調べてくださいね。
星座の記号は♐️
英名は『Sagittarius』。
シンボルは半人半馬のケンタウロスです。
射手座は別名で人馬宮とも呼ばれています。
黄道十二宮では9番めの星座で、秋の終わりの季節の星座です。
二区分だと『男性宮』、
三区分だと『柔軟宮』、
四区分だと『直感<火>』の星座です。
太陽が射手座でない人も、惑星が入っているかどうか、どのハウスが射手座なのかチェックしてみよう!
射手座ってどんな人?
射手座を簡単に表すと『面白いかどうかが判断基準!変幻自在のトリッキー』な人だよ!
お調子者って感じかな?
しかも四六時中『考え続ける』ことで『思考の世界』を旅する人だよ!
え、それは結構かっこいい!
丁寧に解説していきます。
蠍座では他者と、繋がりを超えた深い一体化を目指しました。
自分以外の何かと融合することで魂が変革したかのような感覚を得ましたが、自己と他者との境界線が曖昧になってしまいました。
まるで水のように、混ざり合い溶け合っていってしまうのです。
射手座になると、溶けていった自己を再び確立しようとします。
人と深く繋がったことで癒されましたので、自分自身の足で新たに旅立とうとするイメージです。
射手座は自己というものを自分の内側に見出し、『思考』を続けることで自らの内側を探究し続けます。
探究をしていくことで、より強固な精神の基盤を築いていくのです。
射手座はよく『哲学』の星座と言われていますが、こういった動きはまさに『哲学』していると言えないでしょうか。
射手座の本領は『思考』することにあります。
ニーチェやアリストテレスといった哲学者の本を読んで思考を巡らせることだけが哲学ではないのです。
何かについて考え、自分なりの判断をするための知的作業が射手座の本領ですから、わかりやすく『哲学』と言われているのだと思ってください。
もうひとつの特徴として、射手座は壮大なものや、専門性の高いものを好む傾向があります。
何をもって壮大・専門的と言えるかは個人差がありますが、要するに単純なものには惹かれないのです。
それこそ哲学などは、個人の生だけでなく人類全体の生、宗教や神、数字、社会・政治のシステム等々、幅広く包括していますから、一生かけても学びきれない壮大さがありますよね。
例えば料理をするのであっても、もっと見栄え良く、美味しく、栄養たっぷりにするにはどうしたらいいのだろう?と考えを巡らせて、さまざまな工夫を加えると思います。
それはまさしく知的作業と言えるのではないでしょうか。
興味を持ったものについて深く考え、発見や閃きを自分の知識や知恵へ昇華させていく、こういったプロセスこそが『哲学』なのだと思います。
ひとつ前の星座である蠍座が求めた『深さ』を引き継いでいると言えますし、もうひとつ前の天秤座が扱った『言葉』も思考には欠かせないものです。
ちょっと話が逸れちゃうけど、最初の社会星座である天秤座から射手座、そして次の星座である山羊座までの動きは、個人星座である牡羊座から乙女座よりもシームレスに感じるね~
話を戻すと、射手座が気をつけるべきは、射手座だから専門的になれるわけではない、ということです。
射手座は『思考』そのものを求めます。
お腹が空いてきて「今日のお昼は何を食べようかな〜」も、立派な『思考』ですよね。
『考える』ことは、射手座だけでなく他の星座だってやっているじゃないかと思うかもしれません。
射手座の『考える』というのは、ただ思うだけではなく、創意工夫や創造的な思考活動に長けているのが特徴です。
ですが、記憶、経験、知識という思考の『基盤』が育っていなければ、今日のお昼のことを考えるだけにとどまります。
何を言いたいかというと、射手座にとって夢中になれるもの、なおかつ『考える力』を育ててくれるものに出会えなければ、頭にあることだけで延々と『思考』を繰り返してしまいがちということです。
さらに射手座は『思考』の果てに何かしらを『解決』したい、という欲求がさほどありません。
解決してしまったら考えることがなくなってしまいますからね。
ですから、考えるネタがないとただ解決しづらそうな『気になること』について繰り返し考えてしまう射手座も少なくありません。
射手座は息をするように何かについて考えていますから、思考の止め方がわからないというか、「考えない」ということや「頭を空にする」ということがどんなことかわからないのです。
その『気になること』が職場にいるそりが合わない同僚のこととか、マンネリ化してきた恋人のことだったりするとしましょう。
そのことについて延々考えて、しかもなかなか解決しないだなんて、まさに『悩み』と言えますよね。
今まさに何かについてぐるぐると悩んでいる射手座の方がいるとしたら、夢中になれるものを見つけるのがよろしいかと思います。
射手座の『悩み』というものは、ネタがないので、別のことで『思考欲』を満たそうとしている可能性が高いのです。
でも、夢中になれるものって何さ。
『哲学』はいいかもしれないけど、分厚い本を読むのだって大変でしょ
哲学』の星座だから、哲学が好きってわけでもないんだよ。
本当に広くってさ、例えばスポーツも練習方法だったり作戦だったりを考えなきゃいけないよね。
料理も閃きやアイデアで美味しくなるし、基礎知識も必要だよね。
音楽もそうだし、手芸やゲームや芸術なんかも……
わかったわかった!とにかく、『考える』ことができるのが重要ってことね
逆に、決まりきったことしかできないもの、誰でもできそうなカンタンなこと、には惹かれないね。
射手座さんのよくわからないところは、何が単純か、何が複雑か、の基準が人によってブレブレなところかな。
他の星座もよく見ないとね!
なんじゃそらー
閃きとアイデアは稲妻のように
何かを思いついたら、きっと実行に移したくなるはずですよね。
自分の中から出てきた閃きやアイデアは、きっと誰もが「スゴイ!」と言ってくれそうな、素晴らしいもののように思えます。
しかし、思いついたものの中でいくつのものを現実化できたでしょうか?
現実化できたとして、思い通りになったものはどのぐらいありますか?
現実というのは基本的に『想像の世界』よりも劣化するものです。
自分自身の技量が足りないだけならまだ何とかしようもありそうですが、物理法則、社会のシステム、他者の存在など、絶対的に制御ができないものの干渉があります。
『想像』した通りにいくことは稀なことです。
現実化することの厳しさを知っているからこそ、なかなかそこへ辿り着けない射手座さんも多いと思います。
考えただけで満足する場合もありますし、自分の能力を伸ばすために回り道する場合もあります。
挫折を繰り返した結果、やる前から無理だと考えて諦めてしまう場合もあるでしょう。
もちろん、困難をいくつも乗り越えて、遂に現実化する場合もあります。
閃きやアイデアが生まれてからの動きというのは千差万別です。
ただ共通して言えることが、閃きやアイデアがあったとしても、思考と現実の間には、ものすごく高い壁が聳えているということです。
その高い壁を越えることは容易なことではありません。
射手座は難しいことや専門的なことが好きですから、必要になる知識量が圧倒的に違います。
それこそ、思いついてすぐに実行して形になるようなものではつまらないのです。
今まで何も成せていないと感じている射手座も多いかと思いますが、それは自分自身の『基盤』を作ることに集中しているからなのかもしれません。
地盤がしっかりしていないぬかるんだ土地に家を建ててもすぐに崩れるだけですから、考え続けたり、周辺知識を身につけて『基盤』を作ることが重要です。
それまでにとてつもなく長い時間を要すことが想定されますので、大器晩成になるパターンが多いと言えます。
もちろん早熟の射手座もいるでしょうが、結局のところ、次はもっと難しいものに取り組んでみようと興味の赴くものを探し回っていることでしょう。
現実化の高い壁を乗り越えることができず、難易度が低い方に流れていったり、『考える』ことだけに固執することもあります。
閃きやアイデアを現実化することについて話していますが、射手座には「何がなんでも絶対に現実にするぞ!!」という気概はあまりありません。
『考える』こと自体が射手座の大きなテーマだからです。
なのに現実化にこだわるのは、自分の『考え』に自信を持つことが目的だからです。
現実化にこだわりすぎる必要はありませんが、そのせいで自信を失って悪循環に陥ることは避けたいものです。
全ての星座で言えることですが、不満を抱えるとおかしな方向に星座の持つ力が発揮されていってしまいます。
射手座の場合は、先述した通り悩むことがクセになったり、アイデアや閃きを人に押し付ける形で出てくることがあります。
射手座的にうまくいってない時、どうすればいいの?
アイデアを現実化するのが難しい理由のひとつは、やっぱり射手座だから難しいことをしたがるからでもあるんだよね。
小さいことでもコツコツと、自分の考えを役立てられる環境を作るのがいいよ。
だから、夢中になれることを探すのがおすすめなんだ
いきなり大きなことはできないもんね。
何かに取り組む過程で「もっとこうした方がうまくいきそう」っていうのを繰り返していくことが大切なんだ
(後編に続く)