何このタイトル!?
魚座を全身全霊で表現してみたよ。
確かにこういう雰囲気の人いるけど!ちゃんと説明してよ!
考えないことも必要だよ。ただ感じてみる、感じたことを受け入れてみるんだ。
もっともらしく言うけど真面目にやってね。
魚座の基本情報
太陽星座が魚座の方は、2月22日から3月21日生まれです。
実際には生まれた年によって日付のズレがあるので、境目の方はご自身でホロスコープを出して調べてくださいね。
星座の記号は♓️
英名は『Pisces』。
シンボルは魚で、2匹くっついてます。
魚座は別名で双魚宮とも呼ばれています。
黄道十二宮では12番めの星座で、冬の終わりの季節の星座です。
二区分だと『女性宮』、
三区分だと『柔軟宮』、
四区分だと『感情<水>』の星座です。
太陽が魚座でない人も、惑星が入っているかどうか、どのハウスが魚座なのかチェックしてみよう!
魚座ってどんな人?
魚座を簡単に表すと『全てをありのまま受け入れる!考えない、けど感じてる』人だよ!
考えないって、大丈夫なのそれ?
しかも『現実』と『想像』の境目も曖昧な人だよ!
しっかりして!
丁寧に解説していきます。
ひとつ前の星座である水瓶座で、天秤座から山羊座で築いてきた社会の仕組みや規範を、さらには牡羊座から乙女座で築いてきた個人の価値観すらも手放そうとします。
こうしてゼロになった状態となったのが魚座です。
人は、個性や価値観、そして社会の仕組みや規範などを基盤にして『自己』を創っていきます。
しかし、魚座は『自己』というものを持ちません。
『自己』がなければ、例えば『好き』とか『嫌い』というような、価値観に基づく判断をすることができません。
そのかわり、全てを受け入れることができるのです。
現実に起きたことも、他者の感情や言葉も、魚座は全て受け入れます。
見ないふりをしたり、信じない、という拒絶反応を起こせるフィルターも存在しないのです。
『自己』を確立している方からしたら、魚座の世界はまさに幻惑と混沌に満ちています。
あらゆる相反するものが、取捨選択もできずに全て流れ込んでくるのですから、普通なら狂ってしまうでしょう。
しかし、そんな世界にいながら、ふわ~んと生きているのが魚座なのです。
『自己』がないって相当ヤバいじゃん!
実際は他の星座を持ってるから、完全にないことはないので安心して。
ただ、魚座が強ければ強いほど、そういう状態に近づいていくかもね。
牡羊座から山羊座までの間に築いてきたものを捨てようとした水瓶座は、『自由』の鎖に縛られていました。
魚座のイメージは、縛られた肉体すらも置きざりに、魂がふわ〜っと抜け出していく感じです。
そして、流されるままに漂いながら、魂が震えるような美しいもの、楽しいもの、などに触れて、疲れ切った魂を回復させていきます。
十分に癒されたら活力が湧き、何かをやってみたくなって、またこの世に生を受けようとします。
こうして生まれたのが牡羊座というわけです。
気持ちが流れ込んでくる
魚座は『自己』が非常に薄いです。
さらに、他の人の感情を敏感に察知し、魚座自身もその感情に染まっていきます。
そのため、相手の感情を理解し、共感することにかけては、他の星座を圧倒的に凌駕します。
それを意識せずに、しかもスイッチの切り方すらわからないので常時それを行っている状態です。
その感受性の強さは、第六感がある、と言ってもいいほどです。
感受性というものは、辞書的に言えば「ものを感じ取る」能力のことです。
おそらく魚座は人の表情やしぐさ、声、服装や肌、髪のつや、もしかすると嗅覚までもが自動的に働いて、雰囲気で人を理解をしているのではないかと思います。
それを論理と理性で行えるシャーロック・ホームズのような人もいますが、魚座の感受性は言語理解を超越した強みがあります。
あまりにも他人の感情がわかりすぎるので、自分と他人との境目が曖昧になっている魚座と多くいます。
魚座からしたら人は人と『繋がっている』ように感じています。
ただ何かしらの関係を結ぶだけではなく、心を受け渡し合うようなイメージでしょうか。
誰かが悲しかったら自分も悲しみを感じる。
誰かが怒っていたら自分も怒りを感じる。
誰かが楽しんでいれば自分も楽しさを感じる。
これって実は、当たり前にできることじゃないんですよ。
まらをさんは感受性死んでるから他人の感情わかんないもんね。
ちょっと!そういう発言は営業妨害ですよ!
とはいえ確かにまらをは魚座は強くないし、人の気持ちがわからなすぎて占星術を始めたくらいだからね、ぐうの音も出ない。
共感は癒し
誰かに愚痴を聞いてもらって、「わかるよ!辛かったよね」と言ってもらうと、なぜか元気が出たり、癒されたりしますよね。
何の問題も解決していないのに、不思議なことです。
人は心の奥底では『共感』や『理解』を求めています。
魚座は驚異的な共感力で、その期待に応えることができるのです。
『共感』という癒しを人にもたらす魚座ですが、魚座自身もまた『共感』による癒しを求めています。
ですので、何かしら悩みを打ち明けた時、共感ではなく実際的な方法をアドバイスされても、魚座は論理に弱い傾向にもありますから、ただ首を傾げるのみです。
また、『共感』することは得意なのですが、自分で決めることを苦手に思う傾向にあります。
自己意識が薄いので、どうしようもありません。
例えば恋人に「次のデートどこに行きたい?」と聞かれても「あなたの行きたいところでいいよ〜」というような具合です。
「合わせてくれる優しい人」と捉えるか、「優柔不断な人」と捉えるかは、相手次第ですね。
胡蝶の夢
「胡蝶の夢」はまさに魚座っぽさを感じた説話です。
夢と現実は完全に分離していると考えるのが通常で、どちらが真実なのか論争になる場面を目撃することもありますよね。
しかし、どちらも自分なのであれば、夢か現実かの違いなど些細なことですから、どちらも肯定すればいい、という趣旨の話です。
実際に魚座は想像の世界でも十分に満足できてしまいます。
どちらも受け入れた結果、現実と想像の境目も曖昧になるのです。
また、魚座は感受性の強さゆえに想像力が非常に高い傾向にあります。
魚座の見ている想像の世界は、もしかすると、私たちが認識している現実よりもリアルなのかもしれません。
逆に言えば、「悪い想像」も魚座にとっては現実と同じように思えてしまいます。
現実に起きていないことに対して傷ついたり、不安になったり、最悪はメンタルを崩して病気になることもあるのです。
魚座はとても繊細で、神経過敏の傾向に出ることも少なくありません。
原因不明の疲れ、漠然とした不安、イライラ、などに繋がることもあるので、気晴らしが必要になってくるでしょう。
魚座の悪い想像とかって、止めようと思って止められるものなの?
なかなかコツがいると思うよ。
「現実に起こりっこない」って理屈はまず通じないからね。
だから、別の幻想で塗り替えていくのをオススメするよ。
漫画や映画や小説の世界に思い切り浸ったりとか。
なるべく明るい話がいいね、間違ってもホラー映画とか見ちゃダメだ。
ホラーが大好きな魚座さんもいるよw
作られたものを楽しむのもいいし、不安を全部、芸術という形に昇華するのもいいよ。
絵でもいいし、詩でも、小説でも、映像作品でも、本当になんでもいい。
魚座は特別な想像の世界を持っているから、他の人にもその世界を共有することで安心と共感に繋げられると思うんだ。
(後編に続く)