【占い初心者向け】西洋占星術とは?どんな占いなのかを簡単解説!(前編)

占星術
はにゃ
はにゃ

西洋占星術って面白そうだよね。

自分の運命とか、性格とか、そういうのがわかるんでしょ?

まらを
まらを

そうだよ!

……と言いたいところだけど、やってみると実はそれだけじゃないんだよ

はにゃ
はにゃ

え!?どういうことなの??

まらを
まらを

せっかく興味を持ってくれたなら、まずは「西洋占星術って何?」ってところから話していこうか!

はにゃ
はにゃ

簡潔にお願いします

まらを
まらを

は、はい、善処します……

まらを
まらを

ということで、今回は西洋占星術に興味がある方に向けたシリーズの第1弾です!

西洋占星術ってそもそも何なの?

西洋占星術とは、自分の生まれた年月日、時間、場所を使って『ホロスコープ 』を作り、それを読み解く占術です。

西洋占星術のように生年月日や出生時間を使って占うものは『命占(めいせん)』に分類されます。

まらを
まらを

「命占」の他に「卜占(ぼくせん)」「相占(そうせん)」に分類される占いもあるよ。

それぞれの詳しい内容はいつか記事にするね!

西洋占星術の起源は紀元前2千世期の古代バビロニアです。
この記事ではざっくり説明しますが、古代バビロニアで生まれた占星術が古代ギリシャやヨーロッパで進化したものが西洋占星術、と覚えておいてください。
天体のある宇宙と私たちは繋がっているという考えのもと、発展した占術です。

現在の西洋占星術は、鑑定者が生まれたその時にどの天体がどの位置にあったかを見ることで、星座や天体からどのような影響を受けているのかを分析します。

まらを
まらを

空に輝くたくさんの星々や惑星が、私たちに影響してるって考えたらロマンチックじゃない?

はにゃ
はにゃ

それはいいから、早く占い方を教えてよ!

まらを
まらを

じゃ、じゃあ次は西洋占星術に必要不可欠な『ホロスコープ』について説明するね

ホロスコープとは?

生まれた時の天体の位置は『ホロスコープ』という図を使って確認します。
この図がないと占うことができません。

ホロスコープは下の画像のような図です。

ホロスコープを作成するには星の位置などを導き出すための計算が必要です。

ただし、今は計算機がWEB上にたくさんありますので、生年月日などを情報を入力するだけで簡単にできあがります。

はにゃ
はにゃ

計算機があるから、四則演算もままならないまらをさんでも占いができるわけね

まらを
まらを

足し算と引き算くらいはできるよ!!!!!

ホロスコープを作成することが西洋占星術の第1歩です!
早速、自分のホロスコープを出してみましょう!

と言いたいところですが、先にホロスコープ作成に必要な情報について整理しておきましょう。

  • 生年月日(絶対に必要!)
  • 出生時間(○○時○○分まで入力する。わからなくてもOK)
  • 生まれた場所(緯度経度を入力します。最低限、都道府県がわかればOK)

自分ならまだしも、他の人を占う場合は出生時間や生まれた場所がわからないことも多くあります。

その場合は最低限わかる情報を使って占うことになりますが、『ハウス』『ASC・DSC』『MC・IC』『サビアン』等々がわからなくなる=占うための情報が減ってしまうことになります。

まらを
まらを

でも、占いをやっていると出生時間がわからない人はたくさんいるから、少ない情報で鑑定する力も必要なんだよね〜。

ホロスコープ作成サイトの紹介

ホロスコープを作るにあたって、以下におすすめのサイトを紹介します。

<さくっとホロスコープ作成>

簡潔で操作がわかりやすいためその名の通りさくっと作成できます。
西洋占星術を学び始めた方でしたら、しばらくはこのサイトだけで十分かと思います。

会員登録なども不要ですので、とても使いやすいですよ。

<リアル西洋占星術 無料ホロスコープ占い>

ホロスコープだけではなく、ホラリーやドデカテモリー、サビアン等も出力できます。
と言っても初心者のうちはあまり使わないので、慣れてから便利さがわかると思います。

通常のホロスコープ(ネイタルチャート)を出すにしても見やすいのでおすすめです。

<Astrodienst>

会員登録をすると、ホロスコープを保存しておけます。
自分のホロスコープだけでなく、家族や友人のデータを保存して繰り返し占いたい時に便利です。

会員登録なしでも利用することもできます。

上記のサイトを使って自分のホロスコープを作成してみましょう〜!

はにゃ
はにゃ

ホロスコープを作ってみたはいいけど、謎の記号ばかりでさっぱりだよ

まらを
まらを

じゃあ、次はホロスコープに描かれている記号の説明をしていくね!

ホロスコープ上の記号の見方

星座

ホロスコープの外周円に書かれているのが『星座』です。
全部で12星座あります。

テレビでもやっている占いコーナーでよく使われていますし、自分が何座なのかを知らない人はいないでしょう。

西洋占星術での星座の役割をすごく簡単に言うと『方針』や『考え方』です。

記号の対応と、星座ごとの簡単なキーワードを紹介します。

♈️=牡羊座(無垢、闘争、衝動、挑戦)

♉️=牡牛座(五感、忍耐、平和、共感)

♊️=双子座(情報、好奇心、柔軟、友情)

♋️=蟹座(成長、集団、防衛本能、奉仕)

♌️=獅子座(自尊心、闘争、情熱、特別感)

♍️=乙女座(分析、技術、完璧、有用性)

♎️=天秤座(言論、理想、平和、社交)

♏️=蠍座(究極、結合、執念、欲望)

♐️=射手座(哲学、冒険、楽観、教育)

♑️=山羊座(生存本能、安定、結果、義務感)

♒️=水瓶座(変革、自由、冷静、博愛)

♓️=魚座(感受性、癒し、諦観、幻想)

まらを
まらを

キーワードはあくまで参考程度で、星座のイメージをぼんやりとでも掴むことを目的に載せてみたよ

惑星

ホロスコープの内周円に書かれているのが『惑星』です。
西洋占星術では、惑星がどの星座のところにあるか、を見ていきます。

上の図では、太陽=☉が獅子座♌️のところにあると思います。
なので、このホロスコープの人物は獅子座の人ということです。

ちなみに、テレビや雑誌の星占いでは『太陽』が入っている星座だけを使っているんですよ。

ホロスコープを作った時、自分が認識している「自分は○○座」のところに、ちゃんと太陽のマークがあるのを見てみてくださいね。

西洋占星術での惑星の役割をすごく簡単に言うと『自分の気持ち』です。

太陽に獅子座が入っていると言うことは、「太陽的な自分の気持ちが、獅子座っぽくなる」ということです。

今回は基本の惑星10個を紹介します。
それぞれの星座と惑星は関係が深いので(「支配星」と言います)、キーワードと併せて記載します。

☉=太陽 <獅子座>(目標、願望)

☾= <蟹座>(安心感、無意識)

☿=水星 <双子座・乙女座>(情報、論理、伝達)

♂=火星 <牡羊座>(活力、破壊、情熱)

♃=木星 <射手座>(哲学、学習、拡大)

♀=金星 <牡牛座・天秤座>(恋愛、娯楽、充実)

♄=土星 <山羊座>(使命感、義務、圧迫)

♅=天王星 <水瓶座>(改革、独創性、拡大)

♆=海王星 <魚座>(幻想、霊性、癒し)

♇=冥王星 <蠍座>(究極、再生、死)

はにゃ
はにゃ

星座のイメージを掴んだら、それを惑星のイメージに応用できるんだね

まらを
まらを

その通り!ちなみに、天王星と海王星、冥王星が発見される前は、火星は蠍座、土星は水瓶座、木星は魚座の支配星だったんだ。
覚える余裕があれば覚えておくと、とっても便利だよ!

ハウス

『ハウス』は『室』とも言われています。
ホロスコープの内周円は12個に区切られており、どのハウスにどの星座、惑星が入っているのかを見ます。

上の図で赤で囲った部分がハウスの番号で、薄いグレーの線がハウスとハウスの境目です。

上の図の1ハウスを見てみると、蠍座のところにハウスの入り口(カスプ)がありますので、この人物の1ハウスは蠍座です。

このように入り口にあたるグレーの線=カスプがどの星座のところにあるかを見てくださいね。
ちなみに、この人物の1ハウスには冥王星(♇)が入っていますね。

ハウスは12室ありますので、多くの人は全ての星座の影響を受けているというわけです。

ただし、ハウスは人によって大きさが違いますので、1ハウスも2ハウスも牡羊座、という場合だったり、1ハウスは牡羊座、2ハウスは牡牛座を飛ばして双子座、というような人もいます。

西洋占星術でのハウスの役割をすごく簡単に言うと『行動』や『環境』や『他者から見た自分』です。

気持ちと行動がちぐはぐになって、それが原因で悩みや葛藤になったりするかと思います。
ハウスに、そのハウスっぽくない星座や惑星が入っていると、そういうことが起こりやすいというイメージです。

ハウスも星座と繋がっているので、キーワードと併せて記載します。

1ハウス <牡羊座>(反射的行動、直感)

2ハウス <牡牛座>(感覚、実感)

3ハウス <双子座>(情報、会話)

4ハウス <蟹座>(仲間、家族)

5ハウス <獅子座>(自己表現、願望、目標)

6ハウス <乙女座>(こだわり、慎重)

7ハウス <天秤座>(議論、結婚、約束)

8ハウス <蠍座>(永遠、再生、究極)

9ハウス <射手座>(哲学、学問、教育)

10ハウス <山羊座>(仕事、義務感、使命感)

11ハウス<水瓶座>(友情、改革、独創性)

12ハウス <魚座>(癒し、霊性、幻想、芸術)

まらを
まらを

ハウスを「場所」に置き換えてみると、最初はとっつきやすいかもね

はにゃ
はにゃ

場所ってことは……10ハウスは「仕事」だから、職場とか?

まらを
まらを

そうそう、そんな感じ!
連想しやすいところから覚えていこう!

西洋占星術は、星座・惑星・ハウスの意味を組み合わせて占います

ひとつの星座と惑星の組み合わせだけでも10パターンあるのに、さらにハウスも加わるともっとバリエーションが出てきますよね。

また、慣れてくると『ASC』とか『MC』とか『ドラゴンヘッド・テール』といった感受点や、『キロン』や『ヴェスタ』などの小惑星を使うようにもなります。

太陽の星座だけを見るテレビや雑誌の星占いよりもはるかに情報が多いので、細かく人を分析できるのです。

ただ人の性格がわかるだけでなく、自分の向き不向き、悩みや葛藤、職業や趣味や恋愛についてまで、様々なことがわかります。
人間の心や魂の動きという『仕組み』を可視化できるのですから、こんなに便利なものはありません!

まらをは、自分にはない価値観を学ぶことができるのが、西洋占星術の1番の魅力だと思っています。
占星術について詳しく慣ればなるほど、人間そのものを深く見つめられる気がするのです。

初心者の方は「意味を組み合わせる」のが難しく感じるかと思いますが、全部の星座や惑星、ハウスを覚えていけばできるようになっていきますよ。

まずは、基本的な意味を覚えるところから始めましょう!

↓後編はこちら↓

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