乙女座かぁ。乙女ってことは、かわいくて天真爛漫な、そばかすのあるおてんばさんかな
乙女のイメージは時代や人によって変わるから、一旦キ○ンディちゃんのことは忘れよっか。
それに、乙女座に対応してるタロットカードの『隠者』に描かれているのはおじいさんなんだよ
ええ!?性別すら違うじゃん
『乙女』のイメージを一度払拭しないと、乙女座を理解するには難しいかもね。
今回は乙女座について話していくよ!
乙女座の基本情報
太陽星座が乙女座の方は、8月23日から9月22日生まれです。
実際には生まれた年によって日付のズレがあるので、境目の方はご自身でホロスコープを出して調べてくださいね。
星座の記号は♍️
英名は『Virgo』。
シンボルは処女・乙女。
この乙女は誰なのか諸説ありますが、ギリシャ神話の『デメテル』や『ペルセポネ』が有力です。
乙女座は別名で処女宮とも呼ばれています。
黄道十二宮では6番めの星座で、夏の終わりの季節の星座です。
二区分だと『女性宮』、
三区分だと『柔軟宮』、
四区分だと『感覚<土>』の星座です。
太陽が乙女座でない人も、惑星が入っているかどうか、どのハウスが乙女座なのかチェックしてみよう!
乙女座ってどんな人?
乙女座を簡単に表すと『完璧主義を貫き、実用性のある創造を追求する』人だよ!
学者さん?それとも職人さん?
しかも、自分が心の底から『納得』しないと気が済まない人だよ!
やっぱり全然乙女じゃないな!
丁寧に解説していきます。
獅子座では大きな目標に向かいながら成長していく星座でしたが、強い個性を輝かせることで他の人からの『賞賛』や『注目』を得ることに意識が向きがちでした。
獅子座で個性がはみ出しまくった反動もあり、一般性に回帰します。
そして『大衆に認められるもの』とは何かを考え直した結果『役に立つもの』という答えに辿り着いたのが乙女座です。
また、次の星座である天秤座から始まっていく『社会』を築くための基盤である『個人』が、乙女座で完成するのです。
乙女座に入ると、『役に立つもの』、『豊かさを与えるもの』を追求します。
一般性を取り戻した乙女座にとって『自分自身の役に立つもの』は『みんなの役に立つもの』でもあるのです。
ですから、それを追求するにあたり『自分自身が心から納得できるか』という視点を持ち、深慮の世界に入っていきます。
このとどまることのない追求は『完璧を目指す』という表現がふさわしいほどです。
しかも面白いことに、乙女座は感覚<土>の星座ですから、自身を『完璧』にするというよりも、物質を介して『完璧』を表現しようとします。
人格や性格は形を持つことがありませんが、物質であれば五感で確かめることができるためです。
物質的なものは、やはり感覚<土>星座にとって大きな拠り所であり、安心感の礎なのです。
ここまで全く乙女感ゼロだったけど、やっぱり乙女座なんだから乙女要素も少しくらいはあるでしょ
あるよ!だけどね、乙女の解釈がそもそも違うから、その辺りを説明するよ
乙女のように穢れなき集中力
乙女=処女のことです。
神話や魔術の世界では、処女とはつまり『穢れ』のない状態であることの隠喩であり象徴なのです。
処女じゃなかったら穢れとるんかい!って思うかもしれないけど、難しい事は置いておいて『処女=穢れのない』イメージを頭に入れておいてね
でもさ、なんとなくわかるんだけどさ、なんで『処女=穢れのない』イメージがついたの?
性の認知問題だと思うんだけど、はっきりとはわからないよ。
まらをもその辺は深く研究してみたいけど、人間の性の謎に挑むには残りの人生全てを捧げる覚悟がないといけない気がしてさ……
壮大だな
話を戻します。
乙女座は没頭すると、話しかけても返事しないほどの集中力を発揮します。
このような、一点の曇りもない、澄み渡るほどの『集中力』を『穢れのない処女』になぞらえているのではないかとまらをは考えています。
この記事のはじめに言ってた、『隠者』がおじいさんなのは?
『隠者』っていうと今は引退した隠居老人のイメージが強いからイメージ湧かないよね。
『仙人』って言ったら伝わりやすいかな
あーなるほど!心に曇りがなさそうな感じだ
『仙人』は中国の道教において、世俗を離れて暮らし、神通力を会得した人のことです。
もちろん神通力を得るまでに修行をしますし、神通力を得たあとはその力を使って人々を助けます。
『役に立つ』ものを作るために知識と技術を磨いていく乙女座的です。
ちなみに『隠者』を簡単に説明すると、元々はキリスト教由来の言葉で、一般社会との関わりを絶って奉献生活を送る人のことを指します。
また、タロットカードに書かれた『隠者』は伝説上の錬金術師『ヘルメス・トリスメギストス』がモデルでもあります。
とってもざっくり言うと『超すごい学者』です。
ざっくりしすぎでしょ!?
長くなるからさ……。
タロットカードとの対応については、いつかもっと深掘りしていこうと思うよ。
興味がある人は自分で調べてみてね~