【占い初心者向け】双子座ってどんな星座?(前編)~風が吹くままに生きる~

占星術
はにゃ
はにゃ

双子?ひとつの星座なのに、双子?

まらを
まらを

いいところに気づいたね!
牡羊座は猪突猛進、牡牛座はのんびり。じゃあ、双子座はどんな感じだと思う?

はにゃ
はにゃ

えぇ……?二重人格、とか?

まらを
まらを

そうそう、そういうイメージは大切だね。今回は双子座について話していくよ!

双子座の基本情報

太陽星座が双子座の方は、5月21日から6月21日生まれです。

実際には生まれた年によって日付のズレがあるので、境目の方はご自身でホロスコープを出して調べてくださいね。

星座の記号は♊️
英名は『Gemini』。
シンボルは双子。ギリシャ神話に登場する『カストル』と『ポルックス』の双子が有名です。

双子座は別名で双児宮とも呼ばれています。

黄道十二宮では3番めの星座で、春の終わりの季節の星座です。

二区分だと『男性宮』、
三区分だと『柔軟宮』、
四区分だと『論理<風>』の星座です。

まらを
まらを

太陽が双子座でない人も、惑星が入っているかどうか、どのハウスが双子座なのかチェックしてみよう!

双子座ってどんな人?

まらを
まらを

双子座を簡単に表すと『自覚と行動が噛み合わない、好奇心が故に常に迷子状態』な人だよ!

はにゃ
はにゃ

迷子なの!?帰ってきて!

まらを
まらを

しかも『風にさらわれて』気がつけば目的地に着いちゃう人だよ!

はにゃ
はにゃ

どっか行っちゃった!!

丁寧に解説していきます。

ひとつ前の星座である牡牛座は身体的感覚を手にいれました。
次の星座である双子座は『言葉』を手にし、使うことの楽しさを知ったがために、言葉で構成された『情報』を集め回るようになります。

その原動力は『好奇心』です。

双子座は様々な人とのコミュニケーションを通じて好奇心を満たしつつ、情報を手にいれます。
好奇心が赴くままに色々な場所へ行き、広く浅く繋がろうとする双子座は、まさに気ままなそよ風のようです。

その風のように軽やかで、楽しく人とおしゃべりする双子座は、人当たりがよくニコニコと明るい星座のように見えますが、実は悩みやすい星座でもあるのです。

それは双子座が『双子』であることが原因のひとつにあります。

ふたつの矛盾した自覚から生まれる葛藤が悩みの元になることはしばしばですが、その場合、別々の星座の間に葛藤が生まれることの方が多いです。

しかし双子座は、ひとつの星座にふたつの自覚がありますので、双子座単体で葛藤が生まれやすいのです。

自覚と行動が違う、の例としては、『言いたいことがあっても我慢する』とか『思っていることと違う事を言う』などです。

飲み会に誘われたとして、すでに予定が入っているのに「行きます!」と答えてしまい、どうしようか悩む……というのは双子座あるあるかもしれません。
対人関係で特に葛藤が起きやすいのも、コミュニケーションの星座である双子座らしいところです。

双子座はより円滑な情報伝達のため『空気』に非常に敏感なのです。

思ったことをそのまま口にしすぎると、相手の気分を害すこともあるでしょう。
その場の空気、雰囲気が悪くなり、円滑なコミュニケーションからは遠ざかってしまいます。

逆に、相手の気分が乗ってくればより饒舌になるので『情報』を多く得られるのです。
例え自分の本心でなくても、事実とは異なることでも、その場の空気を何よりも大事にします。

はにゃ
はにゃ

……それって嘘をつくってこと?

まらを
まらを

結果的にそうなっちゃうこともあるね。
でも、本当のことを言われて気分が悪くなるよりもマシなんじゃない?

はにゃ
はにゃ

それはそうなんだけどさぁ

ひとりでいる時でさえ、双子座は何かしらの葛藤を抱きます。

例えば、好奇心が故に様々なことに興味を持つのはいいのですが、じゃあ何かを始めようと思うと色々なことが気になって踏み出せないのです。

あっちの方がいいかな、こっちの方がいいかな、続くかな、でもやりたいなぁ、お金の問題はどうかな、時間の問題もあるし、他にも気になることが色々あるし、やっぱりやめようかな、でもなぁ……。

こういった自問自答が延々と繰り返されるのですが、そうしているうちに、気がつけば当初の目的とは全然違う事をしています。

目的が逸れてしまうのは、悩んでいる内に別の何かに気を取られるためです。

双子座は流行にも敏感ですし、他の人がやっているからと言って新しいものに飛びつきます。
そうすれば誰かと共通の話題ができますから、会話も弾みます。

好奇心がゆえにあちこちに注意を奪われますから、集中力がないとか、気持ちが分散しやすいという自己評価を抱くようになってしまう双子座も多いのです。

交互に現れる『双子』に翻弄される

自覚が二重にある、という状態をイメージするのは難しい人も多いかもしれません。

双子座は『言葉』で考えるタイプで、なおかつ頭の回転も早いので、ひとつの出来事に対して何本もの論理を即座に立てます。

恋人がすでにいるのに、別の人物から「付き合って欲しい」と言われたとします。

すると、
「もう付き合ってる人がいるのになあ」
「今断ったらこの人はすごく傷つくのかなあ」
「この人は自分のことを好いてくれてるのか、嬉しいなあ」
「この人も明るいし、素敵だし、付き合ったら楽しそうだなあ」
「今、付き合ってる人もすごく好きなんだけどなあ」
等々の考えが同時に浮かび上がるのです。二重人格どころの騒ぎじゃありませんね。

この中で、『この場限り』で最も自分も相手も喜ぶ答えはどんなものでしょうか。
場合によっては断ることができず、二股が成立してしまうのです。

はにゃ
はにゃ

なんで!?だって、後々バレたら誰もいい思いはしないでしょ!?

まらを
まらを

双子座なりに、全力で空気を読んだ結果なんだ。
あと、押しにも弱いんだよね……。
押されると、一生懸命さが空気で伝わってきて、断りきれない

はにゃ
はにゃ

二股は倫理的にどうかと思うけど、どうしても嫌なことをお願いされた時も断れないってことだよね

まらを
まらを

そうなの、それも双子座の悩みあるあるなんだ

双子座は空気を上手に読めるので『優しい』『人当たりがいい』という見方もありますが、一方で『何を考えているかわからない』『八方美人』という見方をする人もいます。

その場の空気だけを重視し、結果的に不誠実と取られる行動を繰り返してしまうと、心の声と行動が噛み合わず葛藤が続くどころか、他の人に対しての信頼感も損なう結果に繋がることもあるのです。

まらを
まらを

双子座さんは『空気を壊さず上手く断る会話力』を身につけた方が楽になれるはずだよ。
だけど、さすがに社会に出れば先々の事を考える力が身に付くし、他の星座もあるから、普通はさっき挙げた例よりも無難に立ち回れると思うよ

決断しない優しさ

双子座は自分の自覚が何重にも重なるため、本心というものがわからなくなる事が多々あります。

また、先ほど挙げたような多重の自覚も、言葉すらない論理で構成されることもあり、何で悩んでいるかわからないことも。
そのため、自分の意思で決断を下す力が低い傾向にあるのです。

他の人から背中を押されれば、自分で悩み答えを見つけるよりも楽ですから、簡単にそちらの方へ流されていきます。

双子座の押しに弱いところはここに原因があります。
その意思の弱さは、他の人から見ると、柔軟で優しく見えることもあります。

自分の意思を徹底的に貫くことも時には大切ですが、相手に合わせる柔軟さは、双子座を思いもよらないところへ導くことにも繋がるのです。

(後編へ続く)

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